Cambridge Day 大阪 イベントレポート!
2018.10.15
【満員御礼】Cambridge Day 大阪開催!
先生方から大好評のCambridge Dayを、初めて大阪で開催しました!
予想をはるかに上回るお申し込みをいただき、イベント前から満席となった今回のCambridge Day Osaka。
今回はそんなイベントの様子をレポートします。
基調講演
英語教育改革の方向性と求められる対応 ~次期学習指導要領を踏まえて~
【向後 秀明 先生 - 敬愛大学英語教育開発センター長・国際学部国際学科教授】
満席で始まった向後先生の基調講演。
新学習指導要領が公示され、英語教員に求められるスキルが変化してきていることについて言及し、その上で今からどのような準備をしておくべきか、向後先生からはたくさんのヒントをいただきました。
ご参加の皆様からは「もっと長く話を聞きたい!」という意見も多くいただくほど、素晴らしい講演でした。
ケンブリッジ英語検定概要
【青山 智恵 – ケンブリッジ大学英語検定機構試験開発部門日本統括マネージャー】
ケンブリッジ英語検定はどんな試験なのか、どこで受けられるのか、サンプルはどこで手に入るのかなど、先生方によく聞かれるご質問を中心にお話をさせていただきました。
紹介した試験のサンプル問題は以下からダウンロードいただけます。
ワークショップ
Developing our Student’s Presentation Skills: Step by Step
【Steven Gershon先生 - J.F. Oberlin University / Present Yourself author】
準備から効果的なプレゼンをするための工夫までをステップ バイ ステップで紹介しました。参加した先生方からは「プレゼンはどう評価すべきか」など多くの質問が飛び交い、授業で実践されているテクニックなどのシェアがあったりと、積極的に参加していらっしゃる姿が印象的でした。
プレゼンテーションスキルを磨くためには先生としてどうリードすることができるのか、ヒントが詰まった実践的なワークショップでした。
英語ゼロから始めるオールイングリッシュ授業 ~ケンブリッジ教材を使って~
【中川 千穂 先生 ― 工学院大学附属中学・高等学校】
満席で始まった中川先生のワークショップ。英語ゼロの学生に向けて教材の内容を活用して学校行事を絡めたプロジェクトを作るポイントや、教員に必要なマインドセットなどを実践例を交えてお話いただきました。
グループに分かれて先生方が現状の授業準備についてお互いに情報交換したり、学習者中心の授業はどのように行われるかを皆さん楽しそうに共に考え、共有していた姿が印象的でした。
工学院大学付属中学・高等学校ではMinimum viable productという概念を目標に設定、そのゴールに向かう1つの方法としてUncover というコースブックを使っています。「話を広げるネタの宝庫」としても楽しんで使っているお話をシェアしくてださいました。質疑応答の時間では、週何時間英語の授業があるか、All English のみで授業を進めているのかなど、実際にそれぞれの先生方がご自身の学校でどのように取り組めるかを意識した質問が多く出ていました。
4技能時代の英文法指導
【竹岡 広信 先生 - 学研プライムゼミ特任講師】
あの大人気講師竹岡先生のワークショップ。間違った英文法の具体例についても言及され、Grammar in Use で使用されている文法事項の例文や表現の良さに触れつつ、4技能時代の英文法指導の在り方を熱く語ってくださいました。
基本的な語彙や文法の重要性を改めて説き、非常に熱のこもったメッセージを先生方にテンポよく投げかけ続け、会場は大盛り上がり。「すべては生徒の為!」という竹岡先生の熱い思いが溢れるセッションでした。
Unpacking CLIL: Using content to aid language (Junior and Senior High School)
【Corey Fegan先生】
Soft CLILとHard CLILの違いについて具体例を交えて紹介してくれました。グループアクティビティでは参加者の皆さん積極的かつとても熱心にディスカッションをしている姿が印象的でした。言語と内容のバランスを取ることの難しさ、準備に時間がかかることも率直に話され、共感される先生方も多かったのではないでしょうか。
それでもなぜ、そしてどのようにCLILを授業に取り入れるのかがよりクリアになる実践的なワークショップでした。
~小学校の部~
Small Things Make a Big Difference ~小学生指導のための小さな工夫~
【菊池 優子 先生 - 敬愛大学生涯学習講座講師】
ABCの発音を様々なアクティビティで学んだり、歌や動きを通じて色や数を学ぶ方法を参加者全員で楽しく実践しました。小学校現場でのクラスマネジメントの重要性にも触れ、菊池先生がどんな言葉(英語)や仕草で子供達にメッセージを投げかけるかを実際に紹介され、「こうすればいいのか」とアイディアをもらった先生方も多かったようです。
明日の授業ですぐに使えるアイディアに溢れた素晴らしいワークショップでした。
Putting CLIL in Your Classroom (Primary) ~小学校でのCLIL~
【Corey Fegan先生】
CLIL(クリル)とはどんなものなのか、CLILを実践するときは言語と内容双方の難しさのバランスを取ることが大切であること、生徒から出てくるアイディアをまずは大切にし、正しさはその次でいいというお話をシェアしてくれました。
今回のセッションで、CLILを実践してみようかな…と思った先生方も多いのではないでしょうか?小学校での英語教育、これからが楽しみです!
最後に
皆様、ご参加いただき本当にありがとうございました!
予想をはるかに上回るご応募をいただき、満員御礼となった今回のイベント。参加者の皆さんとても積極的で、とてもアクティブな会となりました。
名古屋、北海道、大阪とどの会も大変ご好評いただいたCambridge Dayも、いよいよ次は11月11日(日)に東京会場での開催です。
大阪に劣らない魅力的な内容のワークショップ/セミナーをご提供できればと思いますので、皆さん奮ってご参加ください。