Cambridge Club

ケンブリッジクラブ

Cambridge Day 北海道 イベントレポート!

2018.08.28

Cambridge Day 初の北海道開催!

先生方から大好評のCambridge Dayを、初めて北海道で開催しました。

会場はアットホームで大盛り上がり。今回はそんなCambridge Day北海道のイベントの様子をレポートします。

基調講演

英語教育改革の方向性と求められる対応 ~次期学習指導要領を踏まえて~

【向後 秀明 先生 - 敬愛大学英語教育開発センター長・国際学部国際学科教授】

高校で英語を教え始めた頃からずっと英語で生徒さんとコミュニケーションを取り続けていた向後先生。英語4技能から5領域への変更点についても言及され、とても分かり易く解説いただきました。参加者の先生方も、授業力の向上はもちろんご自身の英語力のプラッシュアップをどのようにしていくかヒントを得たようです。現場の先生方の立場に立った普段は聞けないお話もたくさんあり、会場は大盛り上がり。文部科学省時代も現在も、精力的に全国の学校訪問をし授業見学をしている経験をシェアしてくださり、素晴らしい講演でした。

ケンブリッジ英語検定概要

【ケンブリッジ大学出版】

ケンブリッジ大学出版から、ケンブリッジ英語検定の概要を簡単にご紹介しました。北海道テストセンターであるSmile Nisekoから試験マネジャーも参加くださり、セミナー後にはケンブリッジ英語検定や先生向け指導力検定TKT(Teaching Knowledge Test)に関しての質問も多く飛び交いました。

ご紹介した試験のサンプル問題は以下からダウンロードいただけます。

A2 Key for Schools

B1 Preliminary for Schools

TKT

北海道初のCambridge English School 北星学園の取り組み

【吉田 努 先生 - 北星学園女子中学高等学校】

北星学園女子中学校高等学校の英語教員である吉田先生から、学校での取り組みをCambridge English Schoolという枠組みの中でご紹介いただきました。吉田先生ご自身がケンブリッジ英語検定やTKTを受けその良さに感銘を受け、北星学園での導入を推進したそうです。生徒さんの英語力も徐々に伸びているとのこと。これからが楽しみな学校です!

ワークショップ

Developing speaking confidence and competence within an integrated language and skills curriculum

【Julian Bailey 先生 ― Teacher, Trainer  – Delta, Train the Trainer】

北海道で有名なJulian先生による、スピーキングのワークショップ。授業やテストのための”Classroom English”と、実際に使える”Actual English”は異なるため、「英語を使えない」と言う学習者が多いこと、また学習者は充分な練習も無いままにスピーキングのスキルを応用して発話を求めらる場面が授業中に多くあることを指摘されていました。これらは、先生方がTKTやCELTAの知識や理論を学び応用することで解決のヒントになるなど、さすがDELTAやTrain the Trainerの資格を持つJulian先生ならではの視点からのお話に、参加者の皆さんも話にすっかり惹きつけられていました。

 

English Grammar in Use の「強み」を活かした英語授業実践

【塚本 裕之 先生 ― 元静岡県立富士高等学校教諭】

文法のルールをただ覚えるのではなく、エクササイズを通して深い理解へと導くことを、Grammar in Useを実際に使って先生方に実感してもらうプラクティカルなワークショップ。参加者の先生方も思わず「こういうことなんだ!」と頷いている方が多くいらっしゃいました。先生方が知りたかった実際の使い方だけでなく、洋書教材を導入した際の工夫、導入後どのような結果が出たのかまでお話くださり、実践的な内容に会場は盛り上がり先生方からの質問もとても多く飛び交っていました。

洋書教材の包括的な活用法

【中川千穂先生 - 工学院大学附属中学高等学校】

洋書の効果的な使用を様々な例を挙げて紹介いただきました。特にReduce TTT (Teacher Talking Time)や、資料を配布する前に生徒全員にタスクを把握させる方法(資料を配ってしまったら最後、誰もタスクの指示を聞かなくなります!)、また、ABCから始める生徒に洋書を使った英語だけの授業実践(絵や写真を用いて進出単語や概念を紹介し、発話に発展させる)など、CELTAのエッセンスがたっぷり詰まったとてもプラクティカルなワークショップでした。

工学院大学附属中高の英語プログラムは、Minimum viable productという概念を常にゴールとして掲げているそうです。カリキュラム全体を終了させてやっと英語が使えるようになるのではなく、その場その場で学ぶことを実際に使えるように指導する、各学習ステージで使える英語を身につけさせる、という概念です。

生徒と社会をつなげたいという想いから、様々なワークショップを実施、また海外での発表などにも積極的に生徒を送り出しているそうです。

最後に

皆様、ご参加いただき本当にありがとうございました!
悪天候の中、とても多くの先生方がかけつけてくださいました。
会場はとてもアットホームで、「参加してよかった!」「なかなか無い良いイベント!」というお声をたくさんいただきました。
教材展示ブースにも多くの先生方が足を止めてくださり、実際に手に取って教材を熱心に研究される姿が印象的でした。

まだまだ続くCambridge Day、次はいよいよ大阪 (10/14)、東京(11/11) で開催予定です。お見逃しなく!

 

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